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荘内神社例大祭 奉納


2009年 8月14日 於 鶴岡市荘内神社拝殿



…といっても、
今回はビデオ撮影をメインにしていたため、
写真は殆どない。

楽屋の様子だけ、撮影させて頂いたので、
少々ご紹介。







ずいぶん早い時間に荘内神社に到着した筆者。
客席最前列に荷物を置いてボーッとしていると、
やがて、上座の方々が、登場。

そのうちのお一人が、ストーヴをかついでいらしたので、
「夏にストーヴ…?」と思っていると、
なるほど、上の写真のように使用するのか…。




     



上は「翁」の装束をつける上座太夫の斎藤賢一氏。

一人の装束をつけるのに、何人もの手がかかります…

この蜀江紋の狩衣、
派手過ぎず、かといって地味すぎもせず、
神々しい。








こちらが完成版。
後ろに甲冑を従えて、
少し微笑んでいるような、良い表情の太夫さん。




     



左上は三番太夫の斎藤俊一氏、
右上は、千歳の装束をつけた釼持不思議氏。

「千歳」は、もともとは稚児であり、それが「露払い」となり、
高貴な存在を先導する役割を担っていた。
黒川では世襲なので、
いつもお若い役者さんとは限らない。








上は、出番を待つ地謡の方々。
黒川の方は、本当に裃姿がよく似合う。








写真左は上座地頭の釼持松雄氏、
お隣は下座から立会いにいらしていた上野繁美氏。








こちらが楽屋の全体像。
楽屋といっても神社の建物ですが…
さぁ〜始まるぞ、という雰囲気。
写真手前の作り物は、『竹生島』で使われる舟。

役者さんの装束は、
この上なく豪華なのに、
舞台上で使われる道具類は、
きわめつけの簡素さ。
具象を全て払いのけ、ひたすら抽象を目指すかのようだ。

作り物が「鑑賞」する類のものではない分、
どうしても、
役者さんの謡や動きに耳目が向けられるよう
仕組まれているのだろうか








さぁ、始まります!
地謡の皆さんが、橋掛かりを伝って、舞台に。








こちらが荘内神社の舞台。

この日の演目は、『式三番』、『竹生島』、
狂言『茶壷』、そして最後に『淡路』。







上述どおり、今回はビデオを撮ることが目的だったので、
写真は数枚のみ。上はそのうちの一枚。

今回は上の山にお住まいの
渡部聖一さんが「カラミ」を行った。

「カラミ」については
2007年荘内神社ページでもご紹介しているので、
ご関心のある方は、ご参照下さい。


荘内神社の例大祭は、
以前は昼間の明るい時間帯に黒川能の奉納があったのだが、
数年前から夕刻スタートに変わってしまった。

舞台は客席の位置よりかなり高く、柱も多い。
それに加えて暗い時間帯になってしまったので、
写真はまず、全く絵にならない。

そう思って、今回はビデオに専心してみた。
ビデオなら、音と動きも記録できるので、
筆者にとっては良い勉強になる。
写真を撮る時は、どうしても枠で区切って見てしまうが、
今回は、広く舞台全体を見ることができ、楽しめた。


上座の皆さん、お疲れ様でした!






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作成日: 2009年8月30日