Home   「黒川能」へ   「王祇祭」へ   次へ



王祇祭 と その前後

(2014)



その2



上座当屋での大地踏が始まります。



(←)大地子の登場!
大きなキラキラした目が可愛い釼持海琉くん。

大地を実際にふむ直前まで、足を地につけないよう、
師匠さんが抱っこして入場します。




海琉くん、大役を無事果たし、おめでとう&お疲れさまでした!

続いて式三番。







ごめんなさい、千歳さんの良い写真が撮れませんでした。

所仏則翁(左上)と三番叟(右上)の写真も、
とても「良い」とはいえませんが、
モノクロにすれば、少しは良いでしょうか。


筆者は今回の王祇祭の少し前から、体調が悪く、
しかもマヌケなことにこの会場に薬を持ってくるのを忘れ、
式三番のあと、急遽、駅前のホテルに戻りました。

そのため、当屋での脇能の写真がありません。ごめんなさい。

いきなり二番目に飛びます。








『融』。後シテの源融の霊は、斉藤潤一氏。
ワキの僧は渡部勇太氏。



こちらは筆者が初めて見る『采女』。

1月だったか、黒川のお方から
セカンド・ハンドの謡本購入を依頼され、
神保町に行ったのですが、その際、
新書で出ていた『采女』も、ついつい購入。




フェミニスト的な論調でしたが、
日本史をまともに勉強していない筆者には勉強になりました。

それはともかく、ワキの僧は渡部純也氏、
前シテの里の女は釼持一行氏、
後シテの采女の霊(右上の写真)は渡部千明氏。

あ、それからもう一つ。
2013年12月、王祇祭の番組を決める様子を実際に見てみたくて
上座の終い寄りを見学させて頂いたのですが、
『采女』が選ばれた理由の一つとして挙げられていたのが、
「最近あまり出ていないから」。

もちろん、必要な人数などの要素もありますが、でも、
「ちょっとご無沙汰になってしまった演目」を
意識的にやっていこうという姿勢に、
筆者は部外者ながらも、とても嬉しくなってしまいました!



狂言『棒縛り』。
こちらも筆者は黒川では初めて見ました。

十字架上のキリストのような次郎冠者は斉藤剛富氏。
縛られている太郎冠者は佐藤俊広。主人役は遠藤直樹氏。




四番目の『船弁慶』。







小さな可愛い役者さんに囲まれて、
ひときわ背の高さが目立つ弁慶は、斉藤忠勝くん。






静は釼持博行氏(左)、義経は釼持龍星くん。

せつない別れのシーン。

そして後半、一行の乗った舟に襲いかかってくる平知盛の霊。







知盛の霊は渡部千春氏。

『船弁慶』の後は狂言『節分』。






美しい人妻(左)に惚れこむ鬼(右)。

女は佐藤俊広氏、鬼は遠藤直樹氏。

こぼれんばかりのほっぺの美女は、実はかなりしたたか。
鬼の隠れ蓑や隠れ笠を取り上げてしまいます。

見るたびに、笑いながらも鬼に同情してしまう筆者。
容姿にだまされてはいけません!







宝物をさんざんまきあげた上に、
「鬼は、外!」と豆を打ちつけ厳しく鬼を追放する人妻のあとに登場するのは、
「福」をまいてくれる狂言方さんたち。

そうして、ついに最後の祝言。







太夫さんの演じる『猩々』。

そして「なお行く末も久しけれ…」で締めくくります。

もうとっくに夜は明けています。

2月2日。舞台はお宮に移ります。




次のページへ。



作成日:2014年3月30日

Home   「黒川能」へ   「王祇祭」へ   次へ