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王祇祭 と その前後

(2013)



その3



2月1日、6:00AM頃。

まだ日が昇る前ですが、春日神社では、
小さな冠子やその付き添いの親御さんたち、
さらに筆者を含めた他所からの訪問者たちが、
王祇様の登場を
ドキドキしながら待っています。







提灯持ちに先導されて、王祇様登場。







お宮から下ってきた冠子たち。
当屋まで、王祇様のお守をしていきます。







上座と下座の行列、ここで分かれて別々の道をいきます。
2月2日に再会するまで、しばしの別れ。

ここまで雪のない道路は、この時期、珍しいです!







筆者は今回、遠藤重嗣さんのお勧めもあって、
下座の行列にくっついていきました。

途中、平さんと色々お話できて、楽しかったです!

上の写真、この道をこのまま直進すれば、
当屋となる公民館に着くのですが…







直進はせず、当屋さんの御自宅のある成沢地区を回っていきます。

提灯を持って王祇様を待っていたのは、
今年受当屋をされる(=来年当人となる)小林さん父子。
ご子息の小林義一さんは、下座の笛役者さんです。







今年の当人のご自宅前を通ります。
御自宅の方々も外に出ていて、王祇様に深々と頭を下げています。







当屋となる公民館の外で
行列を迎える当人・平親善兵衛氏。
(写真中央、扇をお持ちの御方。)







公民館に入っていきます。

冠子たちも、ご苦労様!1時間は歩いたでしょうか?

筆者は黒川人が歩いているのをあまり見たことがありません。
聞いた話では、ゴミを出すのにも車を使うとか…。

それを考えると、1時間歩くのは、多くの黒川人・黒川っ子にとって、
結構大変なことだったのでは。



  冠子たちは中に入り、あたたかい、美味しいものを
  振舞ってもらいます。
 
  その後しばらくすると、神職さんたちがやって来て、
  王祇様に衣を着せます。




下座では、王祇様を、右上の写真のように、
神棚に立てかけて安置します。

衣をつけ終わると、祈祷。







祈祷が終わり、筆者は今度は上座の当屋に。







しばらくすると神職さんがいらして、
上座の王祇様に衣をつけます。







つけ終わると、祈祷。

上座の王祇様は、当人や王祇守・提灯持たちのいるところに、
横に吊るされて安置されます。

この王祇様のように、上座と下座では、
こまごまとしたところで、
互いに「対」になるようになっています。







祈祷が終わると座狩が始まります。
座長から始まって、
「○○殿(屋号)、お着きなされましたかー」という呼びかけに、
座員が、「ようございます」と応えていきます。







座狩りが終わると、座員への振舞。







座員が三々五々、散っていくと、
今度は座員の家族(女性や子供達)がやって来て、
ご馳走になります。

子供達もきちんと神様を拝みます。







こちらは楽屋となる場所。
装束係の渡部千春さんと当人の上野九治郎さんが、
何やら話し合っています。

当屋の舞台には、九治郎さんも登場予定!







座員の家族達への振舞いも終わり、
つい先刻まで宴会の場だった空間に、今度は舞台が作られます。

もうすぐ能の宴が始まります。




次のページでは、上座当屋での演能の様子をご紹介します。



作成日:2013年2月24日

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