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王祇祭 と その前後

(2013)



その2



上座の当屋さんに奉納に伺いました。

…といっても、滝の上地区であるということしか知らなかったので、
当人の御自宅がどこなのか伺うために、
まずは祭りの場となる公民館に寄りました。

すると、当人のご親戚の御方が、親切にも、
筆者を車で当屋さんの御自宅まで運んで下さったのでした。

有難うございました。
おかげさまで、無事当人の御自宅に到着。







今年も筆耕者として活躍されている三浦さん。

筆者はたくさんコンプレックスがありますが、文字もその一つ。
きれいな文字をかける人が羨ましい…。



ご馳走になったお膳。
既に精進の期間に入っていたので
魚はナシ。甘酒も美味でした。
今年の当人は太鼓方さんです。
国司の称号は「大和守」。
三浦さんは百弱の扇に文字を入れます。
上は「使い帳」。
上区・中区・下区と3冊に分かれていて、
上座当屋使いの3名が使います。
上は座狩りで用いる座狩り帳。
2月1日朝、上座では10時くらいから
座狩りが始まります。






祭りの会場となる公民館は、大忙し。
内場(滝の上地区)の方々が奮闘しておられました。







このあと、筆者は春日神社へ。







(↑) 上座の方々。

写真右が、今年の上座当人である上野久治郎氏。
左と中央のお二人は、三番太夫の斎藤俊一氏(左)と 秋山嵩義氏(中央)。
当屋さん以外のお二人は、
昨年から「めぐりの大人衆」に加わっている方々です。

中央の秋山嵩義さんは、
2011年・12年の当屋で世帯持ちをされていた御方です。







(↑)下座の方々。

写真左が今年の下座当人の平親善兵衛氏。
当人にしては異様に若いのでは!? と思う方もおいででしょうが、
お父上の代理で座られていたようです。

中央と右の御方は、
ごめんなさい、お名前を伺うのを失念しました…。
上座のお二方同様、昨年から「めぐりの大人衆」に加わっておられる方々です。








神前で今年の上・下当人たちが神職さんたちと共に
酒を酌み交わしているその外では、
下座の若い人たちが、棚上がりの練習。

そうして夜が更けていき…


翌日。お祭り前の最後の日。







上座太夫宅にいらした下座の当屋使いの御方。

斗翔くん、太夫さんのお膝からじっとお使いの御方を見つめます…。







こちらは、下座の当屋使いの御方が去ってしばらくしてからやって来た、
上座の当屋使いの御方。

通常とは異なるらしい?飲料を頂いて、嬉しそう。

当屋使いさんたち、大変です。
今は車&運転手つきだけど、それでも大変そう。
車が一般的でなかった頃は…と思うと、
この複雑なお祭りを維持してきたこの村の人々の情熱に、
ただただ頭が下がる思いです。







当屋使いの人が去ってしばらくすると、
今度は装束などの準備を終えた役者さん達が、太夫さん宅にやってきます。







豆腐やお鍋を囲んで、しばし歓談。







そうして今度は、「七度半の使い」の予行演習。







お使い役は釼持一行氏、
提灯を持つのは(上の写真では持っていません)大輝くんのお父さん。

太夫さん宅での予行演習の後、今度は…







遠藤重左エ門宅にて、予行演習の総仕上げ。

「七度半の使い」は、2月2日朝、
この屋敷で大地踏を行う下座の方々に対するお使いです。







「まぁ、大丈夫だろ」というような様子で予行演習を見守る太夫さん。







お疲れ様です。いよいよ明日から始まりますね!

筆者はこの後、重嗣さんに神社での撮影に関してお伺いをし、
そのあと、鶴岡の宿に戻り、
一年ぶりに再会した、三重県の熱烈な黒川ファンの御方と
無事の再会を祝って(?)お夕飯をご一緒しました。

ここ数年、お互いに「もう今年で最後だろう」と言いながら、
王祇祭で再会しているところが笑えます(笑)。

三重県から、東京でバスに乗り継いで、
はるばる雪の庄内にやって来る情熱は、
半端ではありません。




次のページでは、王祇祭当日の様子をご紹介します。



作成日:2013年2月20日

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