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王 祇 祭 の 流 れ

2月1日


(1)



2月1日に先立って、多くの準備・行事がなされるが、
ここでは2月1日〜2日の、王祇祭当日の流れをご紹介。




2006年2月1日、5:11AM。
まだ周囲は真っ暗。
頭に白い布を巻きつけた子供たち(冠子)が
春日神社に集まってくる。

2006年は雪が多かった。


春日神社の参道を、
王祇守に負われて
降りてきた「王祇様」。
後ろに冠子たちが続く。

こちらは2007年2月1日。
前日まで秋のような
光景だったが、
王祇祭を迎えたこの朝、
大粒の雪が降り出した。

なんというタイミング…
雪の「白」は、
精進潔斎が求められる
この祭を象徴するようだ。



王祇様は、上座と下座にそれぞれ一体ずつあり、
春日神社の参道を降り、その後、上座、下座、それぞれの当屋に向かう。
行列は、鋤・鍬を先頭に、提灯、王祇様を担いだ王祇守、と続く。
冠子達は、王祇様の後から大きな声を上げながら歩く。

「当屋」とは、2月1日に王祇様をお迎えして祭を行う神宿であり、
上座・下座の民家である(公民館を使うこともある)。
年長順に決まっており、当屋頭人(当人)をつとめることは、
村の男性の一生に一度の大役であり、名誉でもある。


こちらは
王祇様の到着を
今か、今かと待つ
上座の当屋。

2007年の
当屋頭人は
昭和2年
(1927年)生まれ。



王祇様の到着を
出迎えるために
出ていらした当屋頭人。

足がお悪いようだったが、
一度しっかり
お立ちになると、
あとは、この通り、
凛としていらした。

この誇らかな、
高揚感溢れる表情。
なんと良い表情だろう。

黒川で、こうして
当屋をつとめることの
意味深さを、改めて感じた。



誰がいつ当屋を
つとめるかは、
ずいぶん前から
分かっている。

こうして無事に
その日を迎え、
王祇様を待つ
頭人の心は、
感無量だろう。


…さあ、もうすぐ
王祇様の到着です。




小さな冠子は
お父さんと一緒に、
手をつないで。

こちらは前年、
2006年の王祇祭で
神社の大地踏を
つとめた秋山愛輝君と、
その父君で笛方の
秋山信行氏。


この時間になると、
空もずいぶん
白んできている。
王祇様が神社を出る頃には
大降りだった雪も
小休止だ。




上座では、神宿に到着した王祇様は、長押に横に吊られる。
(下の写真では右上部に横になった白木部分が見えている。)




冠子たちにはいろいろなものが振舞われる。
2007年、滝の上の当屋にて。







上と下の写真は、2006年、上の山の当屋にて。






お膳の準備。








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