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新 嘗 祭

2012年 11月23日 於 春日神社


(その1)



本日、2013年1月7日。新年おめでとうございます!

黒川では1月3日の興行も終わり、
2013年の王祇祭に向けて
着々と準備が進められていることでしょう。

すでに2012年の新嘗祭は、黒川の皆さんにとって、
遠い過去となっているとは思うのですが…







いつもの通り、諸々の神事の後、お能が始まる。

今回は上座から。
以前から観たいと思っていた『井筒』。



今回はどうもカメラのご機嫌が悪く、左の写真は恐い色。
ごめんなさい…。
ワキの僧を演じるのは渡部勇太氏。
囃子方さんたちは、笛(見えないけど)が秋山篤司氏、
小鼓が渡部昇氏、大鼓が遠藤幸男氏。


所は奈良の在原寺。

在原寺に立ち寄った僧が
業平と紀有常の娘を弔っていると、前シテの里の女、登場。
里の女は斎藤潤一氏。
自分こそが紀有常の娘、井筒の女であると告げて消える。



そして後半。後シテ登場。







紀有常の娘の霊を演じるのは釼持博行氏。






上の2枚は、あまりにも恐い色で、且つ暗かったので、モノクロに。

業平の形見の冠直衣をつけ、
その姿を井戸に映していとしい人の面影を偲ぶ。

男性の役者さんが男装した女性を演じる興味深い後半。

しっとりとした大人の情緒を感じる演目。







『井筒』に続くのは、上座の狂言『柿山伏』。

羽黒の山伏が、大峰・葛城で修行し、
その帰途で、道端の柿に吸い寄せられ、よじ登って食べ始め、
それを見つけた畑主になぶられる。







うーん、上の写真も、恐い色…。
これもモノクロにした方が良さそうな写真。

出羽羽黒の山伏役は五十嵐信市氏、
畑主役は五十嵐友樹氏。



狂言のあとは、下座の能『石橋』。
ワキの寂昭法師は遠藤孝明氏、前シテの樵夫は秋山武氏。

法師は唐・天竺に渡り、文殊菩薩の住む清涼山にきて
石橋を渡ろうとし、樵夫に止められる。



人間が渡れる橋ではないとのこと。
ここで奇瑞を待てと言われる。







今回の囃子方さんたち。
あれ、頂いたパンフレットにあるお名前と違うみたい?








今回の間狂言も、秋山直之氏。
記憶力のよさが羨ましい…







そうして法師の前に現われたのが、文殊菩薩に仕える獅子。







後シテとツレの獅子は、小林博氏と平親善薫氏。
紅白の牡丹と共に、華やか。

こうして、2012年の一連のお祭りは、華やかに閉幕。

新嘗祭が終わると終寄。
終寄で王祇祭の演目が決定し、
黒川はドッと王祇祭モードに突入するのだろう。







上は、新嘗祭のあと、下座の直会にお邪魔した時に
撮らせて頂いた一枚。

ちょっとブレてしまったけれど、
写真左の御方は、寂昭法師さまですね?!
お疲れ様でした!




次のページでは11月の滞在でお世話になった方々と、
12月の、王祇会館における杉沢比山の番樂公演、そして黒川の風景などをご紹介。




作成日:2013年01月07日

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