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東京・観世能楽堂にて『道成寺』を観る


(2010年 10月 3日〜4日)






10月最初の週末、黒川能下座の方々が東京にいらっしゃいました!

観世能楽堂で『道成寺』その他を見るためです。

ただの『道成寺』ではありません。

よく黒川に通われている観世流の能楽師さんである
清水義也氏による『道成寺』の披きです。

もちろん舞台は撮影禁止なのでここではご紹介できませんが、
舞台の後、下座の皆さんとの宴会の様子など、ホンの少しご紹介します。

宴会は表参道の鳥屋さんにて。

きれいな色で撮れなかったため、モノクロにしました。


写真右から、
王祇会館の秋山かおる氏、

真中が立役者さんで
ダンディーなお顔立ちの
蛸井伊右ェ門氏、

左が狂言役者さんで
ふわふわの髪が愛らしい
釼持忍氏。



こちらは黒川暦16年という、
熱心な黒川ファンの串田氏、

そしてお隣の青年が、
太鼓方さんの
清和荘一郎氏。

親子のような
ほんわかした雰囲気。



…これは失敗写真ですが、
なぜ敢えて載せるかと言うと…

黒川で
舞台を観ているだけでは
絶対に見られない(?)、
下座の三番太夫、
清和政俊氏の笑顔だから!

一番奥は立役者さんの
蛸井栄一氏。



手前で優しく微笑むのは
狂言役者さんの
遠藤広志氏、

そのお隣で、
頭から手が生えているのが、
チャーミングな眉毛の
立役者さん、斎藤平氏。




皆、よく食べよく飲みます!

9時頃だったでしょうか、今宵の主役が登場!







お疲れ様でした。
緊張感あふれる、素敵な舞台でした!


この日、午後の最初の演目は『姥捨』だったのですが…

白髪・白衣の静かな老女の舞いに、
筆者は、そしてどうやら早朝に黒川を出発してきた下座の皆さんも、
半ば夢の世界に誘い込まれたようです。

清水さんは、舞台の奥から、
我々が、しっかり覚醒して清水さんの『道成寺』を見るために、
『姥捨』の間、
夢と現実を行き来している様子をご覧になっていたそうな…



鐘の中の仕組みや、
その他色々な裏話を聞かせて下さいました。

筆者は、そんな話を伺いながら、
ほとんどお疲れになっていないようなご様子を見て、
タフだな〜…と敬服の念。
あれだけの舞台をこなして、そのあと役者さん同士の反省会に参加され、
そしてこちらにいらして…

舞台をこなすためには体力・気力の充実が前提なんでしょうね。

それにしても大きな舞台を終え、ほっと息をついて嬉しそうなご様子!

プロの能楽師さんにとって一つの大切な節目である舞台。

黒川でも、やはり『道成寺』や『鐘巻』は特別な曲です。

清水氏の大切な舞台を観に東京までやって来た黒川衆と共に、
なごやかなひとときでした!


……


さて、翌10月4日。

特に観光の予定を組んでいなかったという下座の皆さん、
朝から筆者の職場に遊びに来てくれました!







黒川ではいつもおおらかに、堂々とタバコを吸うのですが…

こうして一箇所に寄せ集められているのを見ると、
なんだか微笑ましいような、お気の毒なような…(笑)。

同じ光景は、観世能楽堂の入り口付近でも。
舞台が終わって外に出て、「下座の人たち、どこかな…」と思って見回すと、
…ああ、いました、いました。
すみっこに隔離された喫煙スペースに。

ご自分の健康のため、そして周囲の人の健康のため、
是非、タバコ無しでも楽しく充実した人生を過ごせるよう、
願っています!







立ち寄って下さった記念に、パチリ!
なかなか良い記念写真じゃありませんか?

筆者の仕事場で、筆者が撮影した黒川のビデオを見たりお茶を飲んだり、
下座版「大地踏」の足拍子の数を確認させてもらったり…

わずかな時間でしたが楽しいひとときでした!

そうして一行は、浅草経由で黒川へ。

たった1泊2日の短い時間だったけれど、
清水さんの『道成寺』と、その後の楽しい宴会など、
充実の滞在だったことと思います!


今度お会いするのは11月の新嘗祭。それまでどうかお元気で!






2010年10月10日記す